2013年2月9日土曜日

アラビカ種コーヒーのプレミアムが低下しロブスタ種価格が上昇

コーヒー好きである以上、良かれ悪しかれどうしても反応してしまうのが「スターバックス」というキーワード。ということでブルームバーグの下記の記事にも気持ちを持っていかれてしまったのですが、本文を読むとスタバは本題ではない。やられました。

Starbucks-Favored Coffee Premium Declines to Lowest Since 2009

しかし、内容は面白いので、ざっくり下記に訳しておきます。全文の8割くらいの分量と思ってください。細部はいくらか割愛しましたが、ほとんど書いていると思います。

タイトル:スターバックス好みのコーヒーのプレミアムが2009年以来の低水準に

中米、ブラジルといったコーヒーのトップ生産国からの供給増加に伴い、ロブスタ種に対するアラビカ種のプレミアムが、2009年以来の小幅へと縮小している。

アラビカ種は、ロブスタ種に比べ1ポンド当たり44.7522セント高いが、この価格幅は2009年3月30日以来の低水準となっている。

アラビカ種の在庫が2010年以来の積み上がりになっているのに対し、(主に)インスタントコーヒーに使用されるロブスタ種の備蓄量は、2011年7月よりも75%減少している。ロンドンのロブスタコーヒー先物は、ここ4カ月の最高値となった一方で、アラビカ種は32カ月間の最低価格へと不調を拡大させている。

ブラジルのコーヒー生産量は、政府によれば過去最高となる見込みで、コロンビアでも第二の規模を誇る生産者が、30%の収穫量アップを発表している。またホンジュラス、グァテマラの1月出荷も前年比増となっているもようだ。

ロンドンの3月物ロブスタ種先物は1.2%上がり、10月5日以来の最高値 $2,145/tを付けた後、$2,123で引けた。一方アラビカ種は ICE Futures U.S.マーケットにおいて0.5ポイント高の $1.4105/pondで引けたが、一時2010年6月以来の最安値である $1.394を付けている。

ロブスタ種の主要生産国であるベトナムが休暇シーズンに入ることから、まだしばらくロブスタ種の供給ひっ迫は続きそうだ。

以上、翻訳のミスがあればご指摘ください。ちなみにちょっと誤解があると思うのですが、ロブスタ種は決してインスタントコーヒー専用ではありません。

町で売られているコーヒー豆(特にグラインド済みの粉)は、商品によってはロブスタ種がそれなりに混じっています。良い悪いではなく、そうなのです。

アラビカ種のコーヒーとロブスタ種のコーヒーは、実は簡単に見分けがつきます。淹れたときの水色です。

アラビカ種のコーヒーは、白いカップに注いだときに紅茶のような赤っぽい色です。

ロブスタ種のコーヒーは、白いカップに注いだときにグリーン系の水色になります。

混じっていたら、それなりの色になります。Imagine=想像してごらん!です。

面白いと思いませんか?


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